新車の値引きについて

最近の新車の値引きについて

新車を購入するときは、非常に気持ちがいいものです。

 

また併せて、営業マンと値引きの交渉をするのも、以前は非常に駆け引きがあり、わくわくすることのひとつだったと思います。いろいろと予算を考えながら、オプションを付けたり、また車種を競合させてみたりしながら、出来るだけ多くの値引き金額を引き出すことが、楽しくもありました。

 

さらには当時はディーラー同士の競争や、兄弟車と言われる車種の存在、例えばマークU、クレスタ、チェイサーなどの様な存在がほとんどといっていいほどあり、これらを競合させることで相当の値引きを行ってくれたものです。

 

200万前後の新車であれば、大体30万ぐらいは値引きしてくれたと記憶しています。しかし昔と異なり、最近は値引きはそれほど出ていないのではないかと思います。

 

新車があまり売れなくなり、メーカー側の価格設定があまり利益を見込んでいないのだと思いますが、以前はディーラーが設定していた新車の販売価格をメーカーが設定するようになったことで、ディーラーの値引き幅がそれほど出ていないのだと思います。

 

さらに、メーカー側があまり在庫を抱えなくなったことも大きいのでしょう。最近は試乗車も少なく、また注文しても納車まで1か月待つくらいは普通になってきています。世の中も非常にビジネスの管理が成熟し、在庫は結局は無駄なコストになるという考え方が定着しています。
その為以前は在庫処分という発想で販売した頃もありましたが、最近ではそのようなこともなく、多少の値引きは行ってくれますが、それでも10万も引いてくれればよい方でしょう。